その後、昭和34年9月台風で杉の大木が倒れ、堂と並びに閻魔像は全壊してしまったので、 地域住民の協力によって旧来と全く同様に復元されたものです。
像は天明5年(1785)創建された丈六(八尺)高さ290cmの木造朱漆塗の見事な大閻魔像で、 木造のこのような像は関東随一のものであるということです。
また、堂内に安置されている木造阿弥陀如来像及び両脇侍像の三尊像も厳浄寺の旧仏でありましたが、 閻魔像と共に当寺に移転して来たものです。
いずれも檜材寄木造で、鎌倉後半頃に多く見られる慶派の作風を踏襲して、 江戸時代初期頃に製作されたと推定されており、所沢市の有形文化財に指定されています。
長栄寺1 | 長栄寺2 | 閻魔堂 |
資料提供:所沢市経済部商工課