| 浜口乃理子 | だい 大 |
先生サイン会ルポ |
| 高田馬場 芳林堂書店にて 3月12日 | ||
| 芳林堂書店の5Fコミック売り場に着いたのが12時半。サイン会の開始まであと30分という時刻だ。だが書店の掲示板を見て愕然としてしまった。『先着200名様に整理券をお配りしております』…… これでは、もしかしてサイン会に参加できないのではないだろうか。こんな事ならもっと事前に来て整理券をもらっておくんだった。今日は、あの浜口先生のサイン会だ。間違っても整理券が当日の、しかも30分前に残っている訳がない。それでも僕は一縷の期待(^^)を胸に、恐る恐る、レジの女の子に尋ねた。『あの〜、浜口乃理子さんのサイン会の整理券はもうありませんか?』 レジの女性の返事が僕の心の中の不安を一瞬のうちに解きほぐしてくれたのは言うまでもない。『いえ、まだ(たくさん)ありますよ』。実際、レジの女性は「たくさん」という言葉は口にはしなかったが、僕には何かそんな含みのある返事のようにも聞こえた。 早速、「酒たた」の最新巻(第4巻)を1冊手に取りレジに並んだ。代金を支払って、整理券を受け取り、おもむろに番号を確認した。『85番』。ふ〜ん、まだいっぱい残っていたのね。あわてて損しちゃった。とにかく整理券はゲットした。あとは、時間がくるのを待つばかり。それまでは店内をしばらく物色する事にした。 ![]() おっ、あるはあるは、「酒たた」の最新巻が、なんとワゴンに載せて、100冊以上も。芳林堂書店もこのイベントにはかなり力を注いでいるんだな。だが、そう思ったのもつかの間。僕の脳裏に一抹の不安(^^)がよぎった。『この本、売れ残ったらどうするんだろう。先生が全部、お持ち帰りになるんだろうか』。サイン会売れ残り本のテイクアウト作家というレッテルもまんざら悪くないかな?(おっといけね:p) おっ、こちらには今日のイベントに合わせて酒のみ漫画のコーナーが設けてある。浜口先生の全巻セットがど〜んとメインに平積みされている。おおー、それに酒飲みセットのディスプレーまで。 さあ、いよいよサイン会の始まりだ。会場は4Fの特設コーナーで催されるとのアナウンスが入る。僕はいそいそと階を降りた。4階に着くとすでに黒山の人だかり。しかも長い列が出来て階段の下の方に延びていた。列に沿ってさらに階段を降り、自分の番号の位置に番をとった。なんと僕が並んだところは2階のフロアー。いや〜長い道程だぁ。だんだん、時間が経過するも中々、列が前に進まない。1時間で漸く3階にたどりついた。さらに30分が経過した。ついに4階まで登りつめた。この角を曲がればサイン会場が見える。 ![]() ![]() そして、ついに浜口之理子先生のご尊顔を拝す事ができた。先生の今日のいでたちは、濃いグリーン系のトックリセーターに紺のジーンズとスニーカー。そしてベージュの素敵なお帽子。とびっきりのお洒落とまではいかないまでも、カジュアルな中にもそこかしこにシックなお洒落が漂っているようだ。 いや〜、それにしても先生は、やっぱり思っていたとおりの美人だ。(コホンコホン) 僕は常々、友人たちにのたまっていた事がある。『この人、いつもこんなバカばっかりやってるけど、結構美人なんだぜ』と。今日、それが見事証明された事で、もう目的の半分は達せられたも同然。 やがて自分の順番が来た。予め整理券の裏に先生へのメッセージを書く欄があって、『やっぱり先生は想像していたとおりの美人だった』、と書いて出した。先生はそれを読んでご謙遜され、少し照れくさそうだったが、まあ実際に、目の前でお顔をご尊顔してみても美人(少なくとも漫画家としては)だったのでこれは嘘偽りない僕の正直な感想です。 ![]() 先生は僕が購入した本に、丁寧に自筆の似顔絵とサインをして下さった。本の受け取りの際に握手を求めたところ快く承諾されて先生の暖かい人の温もりも感じる事ができた。たとえ仕事が無くなって懐がさびしくなっても、人の温もりは大事にされているんだなぁと思えた。 自分のサインの順番が終ったあと、書棚の隅からお写真を何枚か撮らせていただいた。その折、ちらっとテーブルの横に目をやったところ、な、な、な〜んと、あるはあるは、陣中見舞いのお酒の山が。日本酒あり、ウイスキーあり、焼酎あり。しかし、まあ漫画家にサイン会多しといえど、ファンにお酒をプレゼントされる人も、そうは中々いないだろう。これはきっとサイン会に来た人が、『先生は仕事が無くなってお酒を飲むのもままならぬ』と思い計っての事だろう。これで次の仕事が見つかるまではお酒に不自由はしなさそうですね>先生 ふと時計に目をやるとすでに3時を回っていた。帰りしな階段をテクテク降りながら、まだ一向に終りの果てない列を見やって芳林堂書店を後にした。きっとあと1時間くらいはサイン攻めなんだろうな。今日は実に有意義な時間を過ごす事ができた。念願の浜口先生にも会えた。握手もしてもらった。サインも頂いた。いやあ、めでたしめでたし。
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