乙女チック少女コミックの世界
Last update 1998/6/30
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| 原作:田渕
由美子 掲載誌:りぼん 他 白いペンキ塗りのフランス窓のある小さな家に一緒に住む三人の少女 杏、苗子、詮子. 子供っぽい杏、気の強い苗子、美人でもの静かな詮子.性格の異なる3人の少女が この小さな家を舞台に繰り広げる3様の恋の物語. 他には「雪やこんこん」 「マルメロ・ジャムをひとすくい」など全7作品が収録. 「フランス窓便り」は三人の少女の恋物語を3部構成で書き上げたもので、中でも当時、僕は 杏という少女にとても興味を覚えた記憶があります.何といっても名前の響きがいい. 川島 杏(かわしま あん) 以来、この名前を心の片隅にずっと抱き続けてきたような気がする. |
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| 原作:田渕
由美子 掲載誌:りぼん 他 結婚してわずか2日目にして未亡人となった一深(かずみ).それでも元気に最愛の夫の肉親である 弟・銀二の世話を焼くが、銀二は幼馴染だった一深に弟扱いされるのが嫌でいじわるばかり. 銀二にとって一深は義姉ではなく幼い頃から特別な感情を抱く対象だった.そんな折り、 一深が出版社に勤めるデスクからプロポーズを受ける. 他に「夏からの手紙」 「あのころの風景」など全8作品が収録. これこそ乙女チック少女コミックの極みとも言える田渕 由美子作品集の第2弾. だけど、僕にとっては田渕 由美子作品の中でも最も好きな「クロッカスの花咲いたら」が いまだに収録されていないのが残念でしかたない.早く第3集の発刊を望む次第です. |
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| 原作:くらもち
ふさこ 掲載誌:別冊マーガレット 幼なじみの麻子と季晋は遊びもピアノのレッスンも、何をするのもいっしょだった. しかし、季晋は音楽留学したドイツで列車事故に遭い、そのまま消息を絶ってしまう. 数年後、二人はピアノを通じて再会するが、季晋はまるで別人のように麻子を憎むのだった…. くらもちふさこの代表作.乙女チック少女コミックと言うには おこがましいくらいストーリーが充実しすぎているが(^^)、それでも主人公 麻子がときおり見せる 怒った表情、笑った表情、泣きそうな表情などはたまらなくいいの一言に尽きる. |
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| 原作:くらもち
ふさこ 掲載誌:別冊マーガレット 一人暮らしをしていた高校生の雑賀(さいが)は父親を亡くし、母親にも蒸発され 自分の人生をまったくツイていないと悲観していた.そんなある日、 雑賀の前に現れた一人の女性 葵.雑賀にとって彼女は一つ年上なのに クラスメートの冬子とはまったく別人のようなあたたかい存在. そんな葵がくれた一枚の宝くじが雑賀の運命を変えて…. くらもちふさこの最高傑作と言っても過言ではない. 全編主人公 雑賀の立場から語りかけるナレーション、ゆったりと流れる展開、 物語全体をつつみこむ雰囲気.そのどれをとっても思わず引きずりこまれてしまう. 乙女チック少女コミックの典型的なパターンとは趣を異にしながらも最後には不思議な感覚で 読者を魅了する. |
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| 原作:くらもち
ふさこ 掲載誌:別冊マーガレット他 異色のイラストブック.「いつもポケットにショパン」や「東京のカサノバ」など 別冊マーガレットの表紙やカバーを飾ったイラストの作品集. くらもちふさこ作品の隅から隅までを堪能できる一冊.やはりこの人は女子高生や大人の女性よりも あどけない少女の表情がとてもうまく描ける人のようだ. それにしても集英社はなかなか味なものを出してくださる.A4サイズだったらもっとよかったのに. |
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| 原作:大谷
博子 掲載誌:別冊マーガレット 高校生の杉浦由布子は、難病に苦しみながらも前向きで明るく生きようとする 宏司の姿に感動する。「今を生きる」−−−宏司の言葉が由布子の生き方を変えた. しかし病魔はついに宏司を帰らぬ人へ.恋人の死をきっかけに自分の人生感をも 変えてしまった由布子がいろんな人と出会い、やがて... 自分自身に、そして自分のまわりの人たちに次から次へと不幸が訪れても 明るく人生を踏みしめて生きる由布子.そんな主人公のひたむきな姿に 感動を覚える.この作品の連載開始が作者12歳の時だというから改めて驚き. |
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| 原作:大谷
博子 掲載誌:別冊マーガレット 亡き母、由布子が娘へ残した手紙….1年に一通ずつ父から手渡される手紙を 楽しみに待つ少女・由似のいたいけな幼女時代から傷つきやすい中学時代を経て 青春のひとときまでを描いた作品.亡き母由布子に似るようにと名づけられた 娘・由似がやがて母親と同じ人生を歩む成長記録.「星くず」シリーズの続編. 明るくひたむきに生きる由似の姿は母親・由布子そのもの. 作品全体を通して流れる雰囲気やセリフなどは今の時代からするとやや違和感があるが、 それでも由似のかわいさがそれを包み込んで余りある.最近、作者はヤング誌で 25歳になった由似の第3部シリーズを執筆されたとか. とにかく「星くず」から「由似へ・・・」と続くシリーズは私の一押し作品です. |
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| 原作:小椋
冬美 掲載誌:りぼん 女子高生の街子のお姉さんがお見合いをした.お相手はなんと街子の担任の先生!! でも、クラスメイトの神子の態度が気になって….さて二人の恋の行方は? 微妙に揺れ動く少女の恋愛に対する想いをつづった小椋冬美の代表的傑作. ありきたりのハッピーエンド少女コミックとは一味ちがった内容だけど (むしろ街子の姉と担任の先生との結婚物語の方が少女コミックっぽかったりする) リップスティックへの憧れと異性への憧れとをうまく交錯させて 最後にはすがすがしい気分にさせてくれる. 作者は今でもヤング誌で活躍中とか. だけど作風が変わってしまったのはとても残念. |
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| 原作:太刀掛
秀子 掲載誌:りぼん フランス人の母・ソニアの面影を宿す金髪とるり色の瞳を持つ少女るり. 父の再婚によって妹・唯が生まれ、るりの運命は大きく変わってしまう. 新しい母親の仕打ちに耐えながらも優しい兄に見守られ、るりは、澄みきった心を 持ち続けてゆく…. シリアスタッチと丁寧な画風のこの作品は連載当時は多少敬遠ぎみの感があったが それは単に絵柄とストーリー進行が田渕由美子のそれとは正反対だったからに過ぎない. 改めて読みなおすとこれもまた純粋に少女コミックである. |
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| 原作:大島
弓子 掲載誌: ラップランドから日本にいる林太郎を慕って突然生田家にやってきた主人公いちご. いちごのひたむきさにとまどう林太郎だが、彼女の境遇を思いやる家族の理解もあり 生田家の一員となったいちご.やがて、いちごをめぐって恋の一騒動が…. 大島弓子珠玉の名作. あっけらかんとしたいちごの振るまいに生田家の家族他全員が振りまわされるも、 登場人物のほとんど全員がどういう訳か善人になってしまい、そして最後には かくも悲しい物語の結末が…. |
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