ポチの引っ越し顛末記

あなたは2000年1月10日以来 人目のお客さまです.


 

プロローグ 〜 引っ越し先は何処? 1999/11/16
 最初に候補に挙げていたマンションは、所沢東口から徒歩3分のところにある3階建てマンションの3階2LDKのお部屋。前より少し狭くなるが、駅からかなり近いという点で非常に魅力的な条件だった。ところが、ローンを組もうとしていた某銀行が、この物件については1円の価値もないという判断でローン計画がボツになってしまった。

 不動産会社の担当の方がいうには、入居数が少なく(なにしろ各階2部屋づつの小マンション)マンションの維持管理も充分に行き届かないというのが主な理由だった。が〜〜ん、これでは当初予定していた12月5日の引っ越しには間に合いそうもないではないか。

 そこで、急遽、別の物件を紹介してもらう事になった。今度の候補は、駅から13分ほどのところだが、3LDKとほぼ今のマンションと同じ広さで、正規の管理人も常駐しており、「ここなら銀行ローンも間違いなくおりますよ」というお墨付きの物件だ。ただ問題は、一年近く人が住んでいなかったので(注:あとで判った事だが実際には1ヶ月くらい空家だったらしい)、部屋は非常に汚く、そこで当初予定していた購入予算との差額分の***万円かけてリフォーム済みで渡してもらうという話になった。めでたしめでたし。


運送屋に変更の連絡だぁ 1999/11/30
 最初の物件に決めた時に、12月5日という事で引っ越し依頼をしていたのだが、先の経緯から引っ越し日を延期してもらわなければならない。だが、ここで一つ大きな障害がふりかかってきた。

 リフォームが大規模なために、それがいつ終わるのかはっきり目途が立たないのである。あまり遅く設定しても、僕が出た後、今住んでいるマンションのリフォームの件もあるので、無難な日程を見計らって、12月16日を決行日に決定した。

 運送屋に電話を入れる。888−888。うーん、実に覚えやすい電話番号だ。


銀行ローンの決済がおりる−そして契約だぁ 1999/12/10
 12月初旬、銀行ローンの決済がおりた。ついにマンションの売買が成立する事になる。これまで、約3年のあいだ今のマンションの売却依頼をしてから実に長い年月、お付き合いくださってどうもありがとうございます>不動産屋の担当者さん

 12月10日。この日は、金消契約の日だ。途中、銀行からの入金が遅れるとか、いくつかトラブルはあったものの、なんとか無事契約が完了した。今のマンションの売買と新しく購入するマンションの売買と2つの契約を午前、午後に別けて執り行ったので、すべてが終わったときには、もうくたくたの状態だった。


ついに引っ越し始まる 1999/12/16
 前日にエアコンの取り外しも終え、いよいよ引っ越しを待つばかり。とはいえ、荷造りには相当な労力を要した。結局、前夜は朝まで荷造りに専念し、当日も運送屋が到着するまでの時間、息をつく間もなく箱詰めにかかりっきりだった。引っ越しの時間を午後にしたのが幸いし、なんとか運送屋の到着までにほぼすべての荷物の荷造りは完了した。

 午後4時前に運送屋がやってきた。運搬計画は、2トン車で2往復する事になった。もっとも、移動距離は、4kmほどしかないので2往復でも夕方過ぎにはなんとか終わるだろう。

 1回目の積み込みが終わると、僕はマイカーで引っ越し先へ先回りしトラックの到着を待つという段取りだったが、途中の道がチョ混みで大渋滞にはまってしまった。信号待ちをしている交差点を「あひる」が描かれた運送トラックが横切っていくのが見えた。まずい、運ちゃん達は横道から出てきたようだ。これでは、先回りができない。

 5分ほど経過して、ようやく交差点にたどり着いた。このまま右折してトラックのあとを追っていては、先回りは不可能だ。僕は意を決して直進する事にした。途中までは抜け道を知っていたが、そこから先はまだ走った事のない道だったので、うまくたどりつけるか不安が頭の中をよぎった。まったく知らない路地をくねくねとひた走り、なんとか知っている大通りにでた。

 そして、そこから次の交差点で左折すれば、元の道に復帰する筈だ。左折した際にミラー越しに後ろを見た。おおー、交差点でさっきの「あひる」のトラックが信号待ちをしている。なんとラッキーな事か。なんとか5分間の遅れを取り戻し、先回りする事ができた。

 2往復目の運搬が完了した時には時計は午後7時に差しかかっていた。あ〜、とにかく今日は疲れた。引っ越しの荷物もそのままにして、駅前まで繰り出す事にした。一つは食事が目的だったが、もう一つは駅まで実際に自分の足で歩いてみようと思った。駅まで時間を計りながら《てくてく》と歩き約13分の道程だった。 


大事なブランデーが・・・えっ!?保険は降りない? 1999/12/16
 実は、引っ越しの最中に大事態が発生していた。以前、サンフランシスコで買った高価なブランデー(正確にはコニャックという)を運ちゃんが割ってしまったらしいのだ。一応、クッションつきの化粧箱に入れてあったので、箱を落したか、上に重い荷物を置いて圧迫させたかしたのだろう。

 問題のブランデーは、ラーセンのシップボトル(瓶の形が帆船のデザインになったもので正確にはバイキングシップと言うらしい)で、陶器でできた貴重なお酒である。ボトルのデザインカラーはいろんな種類のものがあり、僕が持っていた瓶は淡いグリーン系(うぐいす色に近い)の色。ネットで調べたところ正式な名称は、Limoges porcelain shiny green marble 70cl Viking Shipと言うようだ。かなり昔に買ったものなので、もういくらしたかまったく覚えてないが、当時、このデザインは日本には輸入されていないと聞いた事がある。右の写真は、僕が所有していたものと同形のボトルです。

 運送屋のあんちゃんに呼ばれて割れた瓶を見せられた時、特に気にせず、「ああ、まあ、保険がおりるんでしょう?」と尋ねたら、「いえ、この手のものには保険はきかないんです」と言われた。が〜〜ん。しかも、続けてこう言われた。「運送代金を1万5千円値引きさせてもらうという事でどうでしょうか」

 どうでもいいけど、ラーセンのシップボトルが15,000円って事はないんじゃない。結局、両者、このボトルの値段を調べてそれから再度協議するという事になった。割れた瓶は、「持って行ってもいいですか」というので、「ああ、大丈夫です」と言って持ち帰らせる事にした。


新しい住居の住み心地は如何に 1999/12/17
 引っ越しの翌日、新しいマンションの住み心地を前と比較してみた。駅までの距離を除けばほとんど新しいマンションの方が環境的には住みやすいという結果になった。

  新マンション 旧マンション 比較
最寄り駅まで 徒歩13分 徒歩8分 ×
コンビニまで 徒歩1分 徒歩7分
酒屋まで 徒歩5分 徒歩3分
煙草自販機まで 徒歩1分 徒歩5分
スーパーまで 徒歩12分(西友) 徒歩20分(ダイエー)
日用雑貨店まで 徒歩1分(ビッグサム) かなり遠い
駐車料金 6000円 15000円
レンタルビデオ 大型店が近くにある プロペ通りに小規模店
建物の新しさ 築うん十年 購入時新築 ×


マンションの全景 コンビニ(スリーエフ)とマンション

外壁はきれいだけど築うん十年

3Fなのに平屋とはこれ如何に(笑


ついでに部屋の中も一部公開

リビングその1 リビングその2



ラーセンのシップボトルの値段はいくら? 1999/12/24
 問題のボトルの値段はいったいいくらするんだろう。ネットでいくつか検索をかけてみたが値段については、まったくわからない。仕方がないので、デパートのお酒の売り場を物色してみたが、昔のバブルの頃だったら売っていたかもしれないが、今では普通の1万円くらいのブランデーしか売られていないようだ。そこで、次に本屋を覗いてみた。

 何軒か書店を渡り歩いた結果、パルコの書店で「世界の銘酒2000年版」というものを見つけた。ページをそそくさとめくりラーセンのページを見て驚いた。ガラス製のボトルで約3万円、陶器のボトルはもっと高く、4万円以上もする。あいにく同じ色のボトルは紹介されていなかったが、一番安いブルーの陶器製で48,100円もする。これでは15,000円では割が合わないのは当然の事と思った。


運送屋に連絡を入れてみる 1999/12/30
 「あひる」の運送屋の電話番号はとても判りやすくてよかった。0120−888−888。「あの〜、先日の引っ越しの際に、ブランデーのボトルを割られてしまったんですけど、その件はどうなっていますでしょうか」。そぐに所沢の担当店の電話番号を教えてもらい、再度確認の電話をした。「割れた瓶を持って行かれたので、預り証を発行していただけますか」

 現在、担当が不在で夕方戻ってくるという事だったので、連絡を入れてもらうという事で電話を切った。あいにく、その日は午後から外出する用事があったので、帰って来てから留守電を確認したが、その日は結局、留守電にはなにも入っていなかった。

 ところで、「あひる」の引っ越し屋さんは、インターネットのホームページもあるようだが、メール等の連絡手段はないみたい。まあ、当然か。


その後、なんの音沙汰もない 2000/01/09
 年が明けて、西暦2000年。その後、運送屋の担当者からの連絡はない。1月4日と6日に留守電への着信が確認されたが、メッセージの吹き込みはなかったので、これが運送屋からの連絡だったのかどうか定かではない。

 もう忘れられてしまったのだろうか。な〜んか釈然としないなぁ。せめて預り証だけでも郵送で送ってくれてもいいだろうに。


生まれて初めて確定申告をやった 2000/01/18
 今日、税務署で確定申告をやってきた。生まれて初めての経験である。その目的は、マンションを売って損をしたので、昨年度の税金が戻ってくるからである。なんだか面倒くさいとは思いつつも税金が戻ってくるとあっては、そんな事も言ってられない。

 確定申告って言うと手続きとか書類の書き方とかが、なんだかすっごい難しい事だと思っていたけど、意外とあっけなく終わってしまった。必要な物(源泉徴収票、マンションの売買契約書、マンションの売買に関する計算書、仲介手数料等の必要経費の領収書、etc)を用意して、税務署の資産税関係の窓口へ行った。相談テーブルで書類を提出すると、担当の人が書類を確認したかと思うとテキパキと確定申告書に金額を記載していき、ものの3分ほどで書類が完成してしまった。

 これで昨年度の税金がうん十万円も戻ってくる。正確には、高く買ったマンションを安く売って、それにより損をした金額が昨年の給与収入を遥かに上回っていたので、昨年度の僕の収入は赤字(税法上は収入0円)という事になり、無課税の処置が取られた訳である。


ポチの税金講座〜ダイジェスト版
(今回の確定申告の際に学んだ事のおさらい)

 土地やマンションを売って損をした時の減税処置には、短期分離課税と長期分離課税の二つのものがある。これは物件の所有期間が5年未満かどうかで決まる。(計算の仕方は購入後の最初に来る1月1日から起算して満5年経過したかどうかである)

 短期の場合、売った年のみ課税(損をした場合には減税)がなされるが、長期の場合、減税額が多くて一年で減税しきれない時には、翌年以降も最高3年間の減税処置が適用される。

 また、新規にマンションを購入した場合、そのマンションが築25年以内であれば、住宅還付金という減税処置が5年間受けられる。



ブランデーについて問い合わせをする 〜 一転、急展開 2000/01/26
 今日、再びダック引っ越しセンターへブランデーについての問い合わせをする。と言っても今年になって初めての問い合わせだ。昨年電話してから、今日まで一度もこの件に関しての返答はなかったので、気の長い僕としても、そろそろ連絡しておいた方がいいかなっと思ってフリーダイヤルに電話した。

 あいにく担当者(予約見積りをした担当と運搬の担当)が二人とも休みだと言う事なので、後日連絡をしてもらう事になった。電話の切り際に、預かり証の事を問いただしたが、これもまったく話が進んでいなかった。いったいなんたる怠慢とその時は思った。電話をする前は、今日は強気でいこうと思っていたけれど、やはり僕の温和な性格が災いしたか(^^)、そこまでつっこめなかった。

 電話を切って暫くしてから再び連絡が来た。今度は女性の方からの電話だった。「洋酒の件」で電話したという。『破損したお客様のブランデーと同じものをフランスから取り寄せて、昨日入荷しました』。おお、凄い事だ。わざわざ取り寄せてくれてたんだぁ。なあーんだ、ちゃんとやっててくれてるじゃない。ダメだよ、受付けの人にもわかるように連絡しておいてもらわなくっちゃ(笑)

 結局、今度の日曜日に配達してもらう事となった。めでたしめでたし。


割れたブランデーが新しくなって戻ってきた 2000/01/30
 例の割られたブランデーが戻ってきた。前日連絡があった時間より少し早かったが、最初に予約&見積もりでお会いした担当の方が持ってきてくれた。

 さっそく荷物を受け取り、開梱した。ケースは間違いなく、以前持っていたものと同じ深緑色の植毛された化粧箱だった。そして中身を開けて見てみた。うーん、太陽光で見ている所為か、ちょっと色が明るい感じがした。前のはもっと緑色が深かったような気がする。ただなにぶんにも、割れたボトルは、その時にそのまま持っていかれたままなので、比較しようがなく、記憶も曖昧だったので、単に気のせいかもしれない。(夜、改めて箱から出して眺めてみたら、色はだいぶ近い感じに変わっていた。やはり光源の所為だたのかな?)

 まあ、わざわざフランスから取り寄せてくれたので、これはこれで、それ以上、つっこむのはやめにしよう。それに、これ以上つっこんだら、それこそクレーマーになってしまうしね。とにかく、バイキング・シップが戻ってきてホントによかった。

 これでポチの引っ越し顛末記は、とりあえずおしまい………………だと、思います。






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