あぶなかったこと、その1。
今日は東京都での完了検査。 埼玉県内とは民間機関でも異なった会社ですし、 都道府県が違うと、検査(審査も)のポイントも ちょっとずつ違うので、毎回少々緊張します。
今日の物件、建物も敷地もまったく問題なし、でしたが、 この一角の宅地造成時(もう30年くらいにはなりそう)に 区画を分けたブロック塀が7段積まれていて・・・ ブロックを1段切飛ばすか、3.5m以内ごとに控え壁をつけないと 検査済証が出せないと言われてしまった。 この1軒だけなら「しょうがない1段切るか」とかなるけれど 10軒以上でみんな同じ仕様なので、お施主さまにも 説明のしようがないですよ。 現行の建築基準法では、ブロック6段積み以上(H=1200以上)で 控え壁の設置って言う規定があり、それを遵守するとそうなるんです。
こんな指摘、初めてだったので軽くパニックでした。 お施主さまに納得してもらって、ブロックを切るか、 費用がかかる控え壁設置をしてもらうのか。 そうしないと検査済が出ないとなると、ウチの事務所としても困る。
苦肉の策として、 ブロックの7段目が見えなくなるくらい砂利を入れることになった。 (それでいいんですか?そんなら先に言ってよ〜) やっぱり他府県の検査はコワイなぁ〜 と思いました。
あぶなかったこと、その2。
県内の市街化調整区域での新築物件の建築確認を出しまして。 事前にざざっと目を通してもらってから引き受けになるのですが、 私の申請書を持って、審査の方々が何やらざわざわしている・・・ あれ〜?なんかやっちゃった?バッチリなはずなんだけどなぁ〜。 と思っていたら、神妙な顔つきで質問をされました。 「がけの検討はされていますよね?」 あ、はいはい、がけはバッチリですからと自信を持って 「2hのラインが入れてありますよ。」と・・・
はっ!! 既存のカーポートがあるんだった。しかも2hの外だ!! (最悪、除去建物に変更だな・・・)
こちらも、申請する建物と敷地条件はOKだったのに 既存部分がアウトだった・・・撃沈。
新設部分にばかり気が行って、既存でひっかるという・・・ なんという凡ミス。気を付けよう。
ニシノレイコ
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