++ Diary ++

2011年04月04日の日記

一億五千万円。
大震災の影にひっそりと・・・
業界のみならず世間をもひっくり返した姉歯元一級建築士の
民事裁判の記事がひっそりと、数日前の新聞に掲載されていました。

今も大変な思い(家がないのにローンの支払い)をされている方が
たくさんいると思います。
我々同業者も、姉歯氏と今は無き確認機関や事業者の起こした事件により
多くの制約を受け、無駄とも思える労力を使う日々を送っています。

賠償金、一億五千万円。
彼がしでかした事件に見合うかと言われると、まったく足りない。
でも、一市民であるただの建築士にとって・・・ 天文学的金額。

踏み外しちゃいけない道って、ほんのすぐ足元にある。

二シノレイコ
2011年04月04日(月)   No.31 (日記)

この記事へのコメント
れいこ  2011/04/07/12:50:35   No.34
お疲れさまです。

誰が悪いかと考えると、姉歯氏はもちろんなんですけど、コストダウンのために
「偽装しろ」って指示した大きな力があって、
目くらでハンコ押して建築確認をおろした機関があって、
ウチには関係ないですよ?!って言う行政がいる。

耐震偽装が明るみに出ず、その建物が今回の大地震クラスの被災を受けた時に
実害が出ていたらどうなっていたんでしょう。

このところ、地盤についてもがけについても
設計者の判断による意見書の添付を求められますよね。
行政が造った擁壁、行政が開発分譲した崖地。
「安全だと思います!!」←断定を強要されました。

イチ個人の設計者に責任を押し付けて知らん顔を決め込む体制は
ますますエスカレートするんでしょうか。

仮設住宅第1弾は36戸。
建築という観点から見ると日本という国への疑問は
無尽蔵ですね。


探偵長  2011/04/06/18:21:50   No.33
こんにちは。
この判決、ちょっと複雑ですね。
姉歯の罪は重く、免れるものでは有りません。
また一億五千万と言う賠償金が、適当だとも思いません。

でも姉歯個人として考えた場合、その金額は背負える物なのでしょうか?
元請けもデベも行政にも責任が無いと判断した上で
個人だけに責任を背負わせ、払うことの出来ない金額を賠償せよと言い放つ。
でも払えない。

結局判決が出ても、被害者は勝ってないんですよね・・・・・・。
なんか変だと思いませんか?

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一億五千万円。

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