5/6の暴風雨・雷・雹・竜巻・・・(我が家は停電も) 茨城県では竜巻の進路にあったお宅で高校生の方が 家の下敷きに(倒れた家との間にはさまった)なって 亡くなってしまった。
あちらのお宅、まだ新しいお家でしたね。(パネル系かな?)
ここ数年、建築基準法の改正では「耐震性」の向上が課題でした。 S56年、H12年と新耐震基準が設けられ、 長期優良住宅など耐震等級の高い家では木造の在来工法でも 面材(構造用合板)との併用が多用されるようになり・・・ 結果、在来工法の良さである「ねばり」がなくなっている。
基礎はベタ基礎がほとんど、軸組は金物でガチガチ、 木材の伸縮を活かすことが出来にくい面材での剛性UP。 東日本大震災を受けて、【地震に強い家】人気がさらに加速しましたが、 今回のように強い風圧を受けた時にかわすすべがなくなってしまって、 家が箱として倒れてしまったわけです。
今回のような竜巻が、今後も日本の(地球の)気候変動により 頻繁に起こるようなら・・・ 対:地震 と 対:竜巻(暴風) で、建物のあり方について 考え直さなければいけないと思う。
今の所、『地震大国日本』としては、耐震が最優先なのでしょうが、 免震性の向上と風圧に対する防衛策を研究する必要があるかしら。
そんなことを思ってみたけど、いますぐ何ができるでもなし。 今日も「耐震性のよい」お家の設計をただ粛々と進めるのであります。
ニシノレイコ
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