「六月の空」

	ふと憂うつになって空を見上げた
	灰色の虚無が僕を襲った
	相も変わらず泣きだしそうな空だ
	僕も変わらず空のように無気力だ

	ふと寂しくなって空を見上げた
	そこには君がいた
	さわやかに笑いかけるきみがいた
	そして仄かな香りを残して君は消えた

	ふと何気なく空を見上げた
	青い空が微笑んでいた
	さわやかな風が僕を誘った
	風が曇りを吹き払ってくれた

	もう過去はこだわりたくない
	もう自分を失いたくはない


				Date : 94/07/03 Author: NOE00025 (DAMA)

深い意味はありません。只なんとなく書きました。

結構恥ずかしい作品かも DAMA

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