「月の光」


	月の明かりは	銀の色
	満月の夜は	新世界
	古びたものは	新しく
	壊れたものも	再生す
	一晩だけの	復活祭

	銀の光を	浴びながら
	踊れや笑え	新世界
	満月の夜の	復活祭
	古び壊れた	もの達が
	今宵は奇麗に	七変化

	月の光は	銀の色
	この世の汚れを 払い去る
	みんな待ちわび 復活祭
	青い光の	満月は
	この上もない	贈り物

	月が傾き	空白む
	復活祭の	幕閉めだ
	また会おうねと 約束し
	復活祭を	後にする
	次の満月	待ちわびて

	銀色をした	満月に
	待ちに待ったと 勢揃い
	今夜も奇麗に	化粧して
	復活祭に	さあいこう
	みんな踊ろう	歌おうよ

	よみがえれ	月の光を	あびながら
	さあ踊れ	月に一度の	満月に



				Date : 4/10/94  Author: NOE00025 (DAMA)
#この詩は、小学校の国語の教科書に載っていたあるお話のもととなる本 の中にあった、私の気に入ったお話をもとにしています。
 小学校の時に読んだ、ある本(忘れた)の中に出て来たお話から ヒントを得て作りました。満月の月夜の晩に色々な壊れた道具? おもちゃなんかが広場へ繰り出してお祭り?をやるところに、ある タクシー運転手の人が迷い込んだ?ようなお話です。

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